by momojrt020327
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2010年 04月 13日
記録のため、全文の写しを掲載します。
『病理組織検査診断書 報告日: 2010/4/12 所見 右後肢皮膚腫瘤: この検査標本には真皮~一部表層皮下組織にわたる腫瘍性肥満細胞のシート状またはコード状増殖巣(約直径0.5cm)が観察されます。 Grade Iなら「真皮域に限局」、Grade IIなら「真皮深層や皮下組織に浸潤。骨格筋や周囲組織にまで波及することもある」ということなので、ぎりぎりIな感じでしょうか。 腫瘍性肥満細胞は高分化型で、一つの小型核小体と微細点状クロマチンを持った類円形核と中程度量の塩基性顆粒状細胞質を有しています。 細胞の状態は、 Grade I:「非常に高分化な腫瘍細胞が紐状ないし小群をなして配列。腫瘍細胞は円形で、ほぼ単一な形態。」 Grade II:「形態が比較的多様な腫瘍細胞が群れをなす。膠原線維が硝子化している部位がある。腫瘍細胞は円形から卵円形で、紡錘形細胞や巨細胞も散見される。ほとんどの腫瘍細胞は細かい顆粒を含む明瞭な細胞質を持つ。なかには細胞質がはっきりせず、クロマチンに富む大きな顆粒を持つ細胞もある。」 ・・・専門的なので理解不能だけど、これでもやはりIIに近そうな感じ・・・ 腫瘍細胞内には豊富数の好酸球が観察されます。 「腫瘍巣内に好酸球浸潤を伴うことも大きな特徴の一つ」ということでやはり腫瘍性細胞ってことですかね。 腫瘍細胞の核分裂像は少なく、高倍率10視野あたり1~2個観察される程度です。 Grade I:「核分裂像はない」 Grade II:「二核細胞も散見される。核分裂像はまれで、高倍率視野で0から2個観察される程度。広範囲な水腫および壊死病変がある」 あれ?IIに近い表現ですが・・・ま、広範囲な水腫および壊死病変はないってことで・・・ 標本上では、この腫瘍性病変は切除されているように見えます。病変のない側方マージンは約0.6cm~1.5cm、深部マージンは約0.2cmです。拡大切除された皮膚組織には明らかな腫瘍細胞の増殖巣は認められません。 むむ。深部マージンがギリギリではないのかしら???筋膜に達していなければ、さらに筋肉に浸潤することは稀とどこかで読んだ気もするけど・・・・ この点は先生に再度確認してみよう。 病理組織学的評価 皮膚肥満細胞腫(グレード I) Cutaneous mast cell tumor (Grade I) コメント この肥満細胞腫は、Patanaikの分類法によるとグレードIまたは低グレードに分類されます。グレードIの腫瘍は、高分化な細胞学的特徴(多数の顆粒をもつ細胞質、単一形態の核、低い核分裂像)を示し、通常は真皮に限局して、近隣組織への伸展は認められないかまたは非常にわずかです。犬の肥満細胞腫はグレードに関わらずすべての腫瘍は悪性と捉えられ臨床動態は予測困難です。しかし一般的に、グレードIの腫瘍は最も良い予後を取ります。グレードIの腫瘍は、完全切除によりしばしば治癒的です。しかし、この腫瘍は時期を置いて、別の部位に発生することもあるので注意してください 』 青字は私の私見です。あくまで素人の考えです。Patanaikの分類法については、『KICAL◇北里研究所コンパニオンアニマルラボラトリー: イヌ・ネコの腫瘍解説』を参照させていただきました * * * * * 以上をもって、担当医の判断は、 完全に切除できており、化学療法(ステロイド、抗がん剤等)や放射線療法の必要なし。 ただし、出来やすい体質ということもあるので、注意深く経過観察していきましょう。
by momojrt020327
| 2010-04-13 23:43
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